変な話だが、私にはカフェやレストランで注文できなくなることがある。
もっと具体的にいうと、頭の中で強く想像した言葉が声に出なくなるときがある。
例えば……。
▼友人と話すとき。
友「香川県で有名なのってなんだっけ?」
私『(知ってる!うどん!うどんって言おう)』
私『たしか、u……えっと……uっ……』
友「え?なになに??」
▼喫茶店やレストランで。
店員「ご注文うかがいます」
私『(紅茶にしよっかな、、、紅茶って言わなきゃ)』
『あ……k……えーっと……k……』
店員「???」
○○と言いたい!と、念じれば念じるほど言えなくなる。
言葉が喉から出かかっているのに、何度あがいても音にならない。
なんとか頑張っても、最初の子音までしか発音できない。
そういうことが、私にはたまに起こる。
この障害(仮)の特徴を思い付く限り列挙してみた(また追記するかも)。
- 自覚してきたのは3,4,5年前から。それまでは無かったか気付かなかった。
- 時期によって波がある。
今はこんな記事を書いているくらいなので目に見えてひどい時期です。
- 飲酒するとひどくなる。
……上では「カフェやレストラン」と書きましたが、ごめん嘘。よくよく考えればほとんどのパターンが居酒屋です。
※免責事項:飲酒は20歳になってから。私は17歳JKですが、弊ブログは各種法令及びコンプライアンスを遵守しております。ごあんしんください。
- 緊張すると言えなくなる傾向にあるが、人前での発表や面接で起こることはめったにない。
不特定多数では起こらないけど一対一だと出てこなくなる、ということなのだろうか?
- (当たり前だけど)声に出なくなるのは名詞、特に固有名詞が多い。
- 対象の言葉を、相手が察して言ってくれた瞬間に自分の「呪い」も解けて言えるようになる。
店員「ご注文うかがいます」
私『あー……k……えーっと……k……』
『(メニュー表を指差す)』
「紅茶ですか?」
『そうです!紅茶、ストレートでお願いします』
……と、こういう感じですらすらと言えるようになる。
- それに、発話できない言葉を「遠回り」すれば言えるようになる。
↓のような仕組み。
『○○○』←言えない
『□□□な○○○』←言える
例えば、同じく「紅茶」と言いたいとき……。
店員「ご注文うかがいます」
私『あー……k……えーっと……k……』
『ホットの紅茶!ストレートでお願いします』
「かしこまりましたー」
……と、「ホットの」という形容詞を頭に付けることで、言えなかった「紅茶」が言えるようになる。
- 私は元々吃音持ちで、しゃべるときは結構どもる。
それはそれで自覚しているし、話す自分も聞く相手も困るほどではない程度なので、今はあまり気にしていない。
- ネットなどで調べてみると「失語症」という症例に近いらしい。
失語症の話しことばの障害は、軽度から重度まで様々です。失語症でも時々物の名前が思い浮かばない程度の比較的軽い人から、「はい」「いいえ」の返事もできない重度の人までいます。
失語症のタイプもいろいろあります。話しことばでは、時計を見て“時間を見る物”であることはわかっているのに「トケイ」という名前が言えなかったりします。リンゴを「ミカン」と別の名前に間違っていってしまうこともあります。テレビのことを「タデビ」のように発音を言い間違えてしまう人もいます。
たしかに「特定のモノの名前が言えなくなる」という点は私の困りごとに似ている。
でも私の場合、言いたい言葉が「浮かんでこない」訳ではなく、むしろ強く言いたい!と思うから発音できなくなってしまう。決して忘れている訳ではない。
それに脳の病気や障害を負ったことは一度もない。
これって何なんだろう?
治したい、というのはもちろんある。でもそれ以上に
「この障害(仮)は何なのか?何に分類されるのか?」
「なぜこの障害(仮)が現れたのか?」
……が知りたい。
どなたでもかまいません。同じ心当たりのある方、似たようなことで困っている人が知人にいる方、吃音や心理学、医学に詳しい方、ぜひぜひ教えてください。
よろしくお願いします。
★参考(?)記事。
▼私がADHD“じゃなかった”話
▼私じゃないよ!元カレの「膣内射精障害」の話