女學生ノオト

17歳JK、高2の日記です(╹◡╹✿)

床オナと膣内射精障害、そしてオナホ ~来るべきEDのために~

※はじめに※

本記事は「床オナと膣内射精障害、リハビリとしてのオナホ使用について」という標題ですが、
作者は17歳の女性で実体験として膣内射精障害を経験していないため、作者の元カレ(膣内射精障害経験者)へのLINEによるインタビューという形式で収録させていただきます。

 

 

 

 

 

▼登場人物

・女學生(作者=インタビュアー)

 17歳、高2。膣内射精障害ではない。キス以上のことはしたことない。

 

・元カレ(インタビュイー)

 ███歳、█████。膣内射精障害経験者。キス以上のことをしたかった。

 

※基本的にはLINEのトークをそのままコピペしましたが、話の進行上(+身バレ対策上)要所要所で都合のよい展開にリライトしました。

 

※《二重括弧の中》は私の心の声です。実際に文字化して送ってはいません。

 

※元カレにはこの日記に載せる旨は伝えず、会話の中で自然に膣内射精障害の話を振りました。

元カレにこの記事のことは黙っててください……。

 

※文中の発言はすべて個人の感想です。

 

 

 

 

▼膣内射精障害とは

《██月██日  22:48》

 

――(女學生)そもそも膣内射精障害ってなんなの?

 

(元カレ)えっちしても射精できなくなっちゃうやつ。

 

――えっそんなことあるんだ~大変だね~《それでわたしとしなかったんだ……笑》

 

うざ💢めっちゃ気にしてんだけど(怒)

 

 ――具体的にどうなるの?

 

 Wikipediaでもみろよ。

 

 ――よく分かんないけど勃たなくなっちゃうんだ?

 

勃つには勃つんだけど特定のやり方でしか勃たなくなっちゃうんだよね。あと勃起する前に射精(で)ちゃうこともある。

 

――特定のやり方って?

 

聞いたことない?床オナって。

 

 

 

▼原因と発見、そしてEDへ

――あるわけないじゃん(笑)

 

床でやるオナニー。床にチ○コを擦り付けてやる。

 

――キモ😱

 

じゃあねーおやすみ~👋

 

――ごめんごめん(^^;床でこするってのがちょっとびっくりしただけ!████くんはかっこいーよ!

 

じゃあまた付き合おうよ。

 

――《無視》ふつうは床でしないんだよね。

 

手でこするのがふつうなんだろうねー。

でも俺はオナニーを床オナで覚えてしまったからふつうの形でできない。思春期に一度床オナを覚えるとそれ以外でできなくなるらしい。感じるとこ《性感帯のことか》がふつうのオナニーと床オナで違うみたいで。

 

――じゃあ子どものときに床オナ始めちゃったのが原因なんだ?

 

他にもいろいろあるだろうけどそれが一番かも。

 

――どうやって気づいたの?

 

中学生のときに下ネタしゃべってる深夜ラジオとか聴くじゃん?そういうのでオナニーの話が出てくると

「あれ?俺がやってるやり方と違う……?」

って気付くんだよね。薄々治さなきゃなーとは感じた。でもふつうのやり方ではもうできない。なにより“そのときはまだ”実害もない。だからそのままでいた。

 

――実害?えっちできないとか??《童貞なんだから必要ないじゃん(笑)》

 

それもあるけどねー。挿入してもなんだか盛り上がらない、無理してやってる自分に気付いて「あ、これは困った……」ってすごく思った。

 

――《あれ?こいつ童貞じゃなかったっけ??話盛ってんのかな???めんどくさいから深く突っ込まないでおこ……》それは大変だねー。

 

あとEDになった、と思う。

 

――ED??勃起不全ってやつ?

 

診断受けたわけじゃないから確定じゃないけど、多分ね。

 

――なんで床オナで勃起不全になるの?

 

床オナってチ○コに身体ごと圧迫かけるからすごい圧力がかかるんだよね。手でやるふつうのオナニーよりも。あと感じるとこが違ってくる。

だから普通の刺激や圧力だと物足りなくなるし、そもそも勃起しなくても射精できるから勃起しづらくなっちゃう。

 

――(´・ω・`)

 

この歳で、まじかよ……っていうね。

 

 

 

▼「リハビリとしてのオナホ」

――それで、何か治療とかしてるの?

 

泌尿器科には行ってない。

けどこの前オナホ買った

 

――は???

 

オナホール

 

――は??????

 

知らないの(笑)

 

――知ってるけどさー……あれでしょ、TENGAとかいうやつでしょ。

 

あれは使い捨てのオナホだね。俺が買ったのは中を洗って繰り返し使えるオナホ。

 

――どんなやつ?

 

これ。

 

████さんが画像を送信しました。》

 

f:id:JK17:20171222111654j:plain

17evo soft(18歳以上)

 

 

 

――な、なんか形がリアルだね……。

 

中はもっとエグい。

 

――でもこれ、膣内射精障害とどう関係するの?オナホで治るっていう保証はあるの?

 

はっきり言って医学的に完全に証明されてるわけじゃない。そもそも「膣内射精障害」自体が新しい(“発見された”)概念で分かってないことも多い。

でも、こうした論文もあるし、手でオナニーできなくなった人がオナホの刺激で射精できるようにする、っていうある種の「リハビリ」にはなる……かもしれない、という面はある。

 

――へええ、それで?射精できた?(笑)

 

めっちゃできた。めっちゃ気持ちいい(笑)

 

――すご!w

 

でも本当にすごい!

はじめて「正しい」姿勢でオナニーしたあと、しばらく放心状態だったもん(笑)

 

――じゃあ射精できたんだ!よかったじゃん😌

 

《女學生》でヤれればもっと気持ちいいのにな!

 

――《無視》

 

 

 

▼近況について

――じゃあもう床オナはしてないんだ?

 

してる(^_^;)

 

――してるんか~~~いwww

 

アレなんだよね、、、 オナホっていちいち洗ったり手入れしなきゃいけないからけっこう面倒なんだよね。オナニーしたくなるときってサクッと出したくなるし。

だからといってすぐに射精するのも、それはそれで良くないみたいなんだよねー。ちゃんと段階を踏んで射精に至らないと早漏とか勃起不全になってしまう。だからなるべく時間をかけた方がいい。俺がたくさんセックスしたい!とかじゃなくて本当の話で。

 

――《こいつめっちゃ語るな……》そうなんだー。

 

でも膣内で出せないって意味での膣内射精障害はなくなった!たぶん。

 

――よかった!

 

でもEDの方がねー(´・_・`)

完全に勃たないわけじゃないんだけど、最近ずっと朝立ちがない。。。

 

――朝立ちって??

 

調べなよ

 

 

 

まとめにかえて(1)

 

でもやっぱり医者に診てもらった方がいいと思うな。

 

――やっぱり?

 

「膣内射精障害」で検索するとたくさん情報が出てくる。でもネットの情報は玉石混淆だし、こういう“下ネタ”はまして怪しい情報や不安を煽る言葉に溢れているよね。

こういうことだから、専門的な知識を持った人に聞いた方がいいと思う。

 

――なるほどねー。じゃあもう診てもらったの?

 

まだ……。純粋に時間もないっていうのと、あとふつうに暮らす上ではやっぱり困らないから、どうしても優先順位が下がっちゃうんだよねー。あと……。

 

――あと?

 

やっぱり恥ずかしいかな。

でもそうも言ってられないし、そもそもこれは決して自分が悪いことではないから、そこは胸をはっていい。

時間ができたら行ってみます。。。

 

――応援してる(*^^*)

 

じゃあ会あうよー

 

――本社に持ち帰らせていただきます《絶対しないやつ》

 

てかなんでこんなこと聞いたん?

 

――いいじゃん別に。近況が気になっただけー。

 

あっはい。

 

――じゃあもう遅いし、おやすみー🌃

 

――……あ、そうだ。

 

なに?

 

――治ったかどうか、いつか確かめない?

 

――……私で。

 

 

 

 

……え?

 

――おやすみ。

 

《終話》

 

 

 

 

 

▼まとめにかえて(2)

tengahealthcare.com

 

 

膣内射精障害患者に対するマスターベーションエイドを用いた射精リハビリテーション

(結果)16例中12例(75%)は射精リハビリテーションの結果TENGA®を用いてのマスターベーションは可能になり,マスターベーション方法は補正が可能であった.さらにこのうち5例(31%)は膣内で射精が可能になった.(結論)膣内射精障害は,潜在的に多くの患者がいる可能性がある.マスターベーション方法が間違っている患者に対しては,マスターベーションエイドにて補正が可能であり,膣内射精も可能になる事が示された.マスターベーションエイドは,膣内射精障害治療の選択枝の一つとなりうると考えられた. 

(抄録より。マスターベーションエイド=オナホのこと。)

 

 

 

 床オナと膣内射精障害。

これらは単なる下ネタではなく、真剣に社会問題(身体の問題だけではなく)として提起されるべきではないか。

インタビューを通してそういう実感を抱きました。

 

もちろん少子化が、とかもあるけど……それ以前のこととして、個人の「尊厳」の問題でもあります。

 

性の問題は表面化しづらい。事実、ひとりでオナニーを始めたときに間違えて覚えてしまったことが膣内射精障害に繋がるという。そもそもオナニーはひとりでやる(べき)ものであり、啓発や教育でどうにかなることでもない。

独りで抱えてしまう、そして「交際」自体をためらう……ということも考えられます。性の悩みは、本人のプライドに直結します。

 

じゃあどうすればいいのか、という解決策はまだありません。

でも、とにかく一人でも多くの人にこのことは知ってもらいたいし、今床オナをやってる人にそのことに気付いてもらいたい。

これは決して「今すぐやめろ」というわけではありません。それは難しいと思います。それでも、ただ気付いてもらえるだけでも状況は変わってくるはずです。

 

潜在的にはさらに多くの膣内射精障害患者が存在する事が予想される.今後,性教育における正しいマスターベーション方法の指導など,膣内射精障害についての啓発活動が必要になると考えられた.

(前出論文 p550)

 

大人になったみなさんに、性の問題を笑い話や恥ずかしいこととして隠さず正面から向き合う機会があれば、と願っています。

 

 

 

 

 

まあ私は女子で17歳だからよく分かんないけどね。

 

 

 

 

 

 

※謝辞※

suku.hatenablog.com

本記事は“すくにょん Advent Calendar 2017”19日目の参加記事です。

すくにょんさんには狂気の中に光る“““なにか”””、とてつもない才能を感じます。

 

そして8月ごろにTL上でおすすめオナホを教えてくださったみなさん、本当にありがとうございました。

 ――と、元カレが申しておりました。

 

 

 

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 かいたひと(インタビュアー):

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