若者よ、四国に行け。
四国遍路 is 何
四国にある88ヶ所の寺を巡拝しながら四国を一周する巡礼の道。
この「四国八十八箇所」は真言宗の開祖・空海(弘法大師)ゆかりの寺で、空海の足あとを辿る道が「お遍路」です。
交通手段の発達した現在では車やバスツアーでの巡礼が大多数ですが、学生や定年退職者、外国人を中心に伝統的な「歩き遍路」も静かなブームとなっています。
真言宗のお寺が中心ですが、遍路自体は全ての宗教の人に開かれています。
私は2016年の秋から数回に分けて「区切り打ち」しました。
お寺を巡礼することを「打つ」と呼びます。週末や休暇ごとに何回かに分けて「打つ」ことを「区切り打ち」、一回の巡礼で一気に廻ることを「通し打ち」といいます。学校や会社勤めの人が通し打ちをするのは難しいので、この区切り打ちが主流です。
遍路はいいぞ
一番目の札所(巡礼する寺)・霊山寺(りょうぜんじ)です。
スタート地点や廻り方は自由ですが、基本的にはこの徳島県の寺から時計回りに
徳島→高知→愛媛→香川
と廻っていきます。
遍路沿いの地域では、遍路を旅する「お遍路さん」は身近な存在。
こうした手作りの案内もたびたび見かけます。
お遍路さん向けにちょっとしたサービス(???)をしてくれるお店もあります。
「同行二人」:歩いているときは常にお大師さん(空海)が一緒についているぞ。
こうした矢印に従っていけば迷わない(はず)。
アスファルトの道だけでなく、こうした昔からの道――遍路道も歩きます。
無料で水やおにぎりをいただいたり、格安な値段で宿に泊まれることもあります。こうした「お接待」は四国全体の文化として残っています(もちろん「お接待」は自分から期待してはダメ。頂いたら必ず感謝しよう)。
ステレオタイプに語るのは決してよくないですが――四国の人は出会った人みなさんがやさしく、こうした文化が根付いているなと実感しました。
コスモスが咲いている。
秋を感じる。
ときには登山することも。
休憩所からの見晴らし。
こうしたお遍路さん向けの四阿(あずまや)は、道すがら何度も利用させていただきました。
この集落にはお人形さんがたくさんいました……。
猫もいます。
鹿もいる(罠にかかって暴れていた)。
ヨーロッパから来られた女性と偶然知り合い、この日は彼女と一緒に歩きました。
こんな出会いもあります。
雲の上へ(ロープウェーでショートカットしました)。
雲の上の寺。
こんなとこも歩きます……。
前見えないんだけど!
抜けた……。
ノーコメントです。
後ろの山の形が「仰向けに寝ている人(たぶんお大師さん)」に似ている。
海が見えた!
私も恋人ほしい。
私が廻ったのはここまでです。次に再開するときはここから始めます。
四国はいいぞ
時間を見つけて徳島市内も観光しました。
市内を一望する眉山にロープウェーで登ります。
阿波踊りのポスターを徳島市に拠点を置くアニメスタジオ・ufotableが制作しています。
空の境界とかアイドルマスターとかもありました。今年はこれらしい。
阿波おどり(アニメ)ポスターの歴史|徳島 ホームページ制作 システム開発|データプロ
徳島城。
この記事は"今年行ってよかったところ Advent Calendar 2017"21日目の記事でした。
時間なかったので写真の羅列になってしまいました。。。
かいたひと:女學生 - mstdn.jp