今から3年前の4月、私はmstdn.jpというSNSを始めた。
https://mstdn.jp/
女學生 (@JK17sai@mstdn.jp) - mstdn.jp
Twitterに似ているようで少し違うMastodonというサービスを使った空間。
何より中にいる人たちがいろいろと特殊な空間で、私はすぐにはまった。
当時現実が八方ふさがりでどうしようもなくなっていた私にとって、jp鯖（mstdn.jpの通称。日本を代表するMastodonのサーバー）は最高の現実逃避だった。
その後、中の住人が様々な理由で離れていき、jp鯖が生まれた2017年春のお祭り状態は徐々に薄れていった。
私の八方ふさがりも少し落ち着いた（七方塞がりくらいに改善した）。
結局私はjp鯖から完全にいなくなることはなかったけど、だんだんと離れていった。ほとんど投稿もしなくなってしまった。
その間にいろいろなゴタゴタ――それは運営のことだったり、中にいる人たち同士のことだったりする――があったらしいが、よく分からないまま月日が過ぎていった。
そんなとき、こんなニュースが飛び込んできた。
マストドン「mstdn.jp」、6月30日に終了 「中傷に対する法制強化に対応できない」 - ITmedia NEWS
jp鯖は去年あたりから挙動が不安定で、運営元もどんどん得体のしれないところに売却されていっていたので、なるべくしてなったんだろうと思う。
とはいえ、現実逃避ながらも一時期を過ごした空間がなくなるのはやっぱりさみしいものがある。
34日後に死ぬ鯖を見るのはつらく悲しい。
mstdn.jpサービス終了カウントダウン : 瞬間凍結輩原の備忘録
mstdn.jpは6月末になくなる。
（いちおう運営会社は譲渡先を探しているみたいなので、この先生きのる可能性はあるけど）
でも、jp鯖は今、この騒動の影響で3年前の喧騒を少し取り戻したような感じがする。
「jp鯖がなくなる」と聞きつけた昔いた人が復活したりして少し楽しい。
とはいえ、このお祭り騒ぎも長くは続かないだろうし、コミュニティがいつかなくなるのは事実だ。
それはjp鯖に限らず、ネットの世界に限らずそう。
それでも、34日後になくなるコミュニティで、私は私のペースで楽しみたい。
一つのコミュニティがなくなるということそれ自体はこのネットの中では全然大したことのない話かもしれないけど、
残り少ない時間を過ごしていきたい。
あと、引っ越し先のサーバーも決めなきゃ。
では。
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（仮設）
