マカオに行ったのにいつの間にかパリにいた(と思い込んでいた) ~マカオ/香港旅行記2~
本編の前に ~澳門の位置関係について~
↑澳門・離島部
澳門はおおまかに四つの地域に分かれています。
・澳門半島
ここが中心市街地。世界遺産の教会や旧市街地なども集まる。大陸と地続き。
・タイパ島(氹仔)
・コロアネ島(路環)
澳門半島の南にある島。昔はそれぞれ別の島だったが……。
・コタイ(路氹城)
現在では両島の間が埋め立てられ一つの島になっています。
コタイ(“コ”ロアネ+“タイ”パ)と名付けられた埋立地には現在、大規模なカジノホテルが何棟も立っている。
前編で廻ったところは全て半島部でしたが、今回は島のほうにも行ってきます。
6. コロアネ ~澳門唯一のビーチ~

海だー!
澳門の南端、コロアネにあるハクサ(黑砂)ビーチです。
この周辺は澳門の中でもリゾート地のようなところで、今年暗殺されたあの人もこの島に別荘を構えていたようです。
…………。

わー!海だー!!
…………。
曇ってるし寒い……(日本よりは暖かいけどね……)。
ビーチは晴れた日に行きましょう。
7. パリ

はい。
突然ごめんね。
パリに来ました。

澳門の巴黎(パリ)に。

マカオパリジャンというパリがテーマのカジノホテルです。
ここの隣にはヴェネチアン(ヴェネツィアがテーマのカジノ)もある。

屋内にはパリの街中を模したショッピングモールもあります。

ヴェルサイユ宮殿ではありません。
ただのホテルのロビーです。

…………。

なんかもう、豪華すぎて一周回ってサイゼリヤの内装にしか見えない。

スクリーンに映し出された空。青空を喪ったディストピアっぽい風味がある。


もちろんエッフェル塔(1/2サイズの偽物)にも登りました。
摩天楼がそびえたつ中にも、ところどころに海だったころの名残や緑地なんかもありました。
が、これから何かが建ちそうな空き地や建設中の建物がそれ以上に目立ちます。
コタイの巨大カジノ群が建ち始めたのは2000年代に入ってからのこと。中国本土の発展が続く限り、建設ラッシュが止まることはないようです。
同行してくれた澳門在住の友人は、ここからの眺めを見て一言
「20年の間にここの景色はまるっきり変わった……感慨深い」
とつぶやいていました。
8. マカオタワー
澳門で一番高い建物はエッフェル塔(偽)ではなく「マカオタワー」です。
ごめん、タワーの写真は撮り忘れた。

展望台からバンジージャンプができちゃいます。
ごめん、バンジーも忘れた。
ブログ映えしなくてごめんな。


澳門は街全体がディズニーランドのようなところです。
カジノが有名ですが、魅力はそれだけではありません。
ポルトガル風の街並み、
おいしい食事、
プールや遊園地、
一日いても飽きないショッピングモール……。
家族で行けば絶対楽しいはずです。
ただ、一年中ディズニーランドのような狭い街で暮らすのは、それはそれで大変だろうなあとも思いました。
隣の芝生は青い。
9. 香港へ~帰路

そうこうしているうちに帰りの飛行機の時間が近づいてきました。
フェリーターミナルへ急ぎます。

ただいま香港。こっちの摩天楼も迫力ある。

SFのような香港空港。
仮眠している間に夜明け前の日本に到着。
寒い……。やっぱり澳門に住みたい……。
そう呟きながら、私は日本の日常に戻ってゆきました。
◆謝辞◆
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとう。
【たぶん番外編につづく】
かいたひと:女學生 - mstdn.jp