自分が嫌いだ。
自分には欠点しかないし、いいところは一つもないと心の奥で思っている。
体力がない。運動できない。勉強ができない。頭が悪い。物覚えが悪い。要領が悪い。人と会話が続かない。モテない。友達が少ない。顔がかわいくない。性格もかわいくない。
鏡で自分の顔を見るたびに、学校で私のことについて聞かれるたびに、私は自分に嫌気が差す。
そうはいっても、客観的にみればそんなことはないはずだ。私は普通の女子高生(筆者が17歳JKと主張しているの本当に忘れないでほしい。))だし、いいところもあればわるいところもある、ふつうの人間に違いない。
それは頭では分かっている。でも、やっぱり自分が嫌いだ。
じゃあ、なんでこんなに自己嫌悪があるのだろう?
……たぶん、自分が嫌いなのと同じくらい自分が好きなのかもしれない。
自分を守りたい、プライドを守りたい。
だから自分に期待しない。
「自分はダメな人間なんだ……《だから、他人と違って○○ができなくても不思議ではない!》」
そう心に言い聞かせている。自然とそう考えている。
私は、自分がとてもとても好きだ。
だからこそ、自分がとても嫌いだ。
そう考えると、自分を守りたがっている自分が余計に嫌いになる。
はあ。なんで私はのうのうと生きているんだろう。
それでも生きていかなくちゃ。
死なない程度にがんばります。
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……ということを話したら
「悩みがあるの?筋トレすればいいよ」
と、ラグビー部の男の子から言われました。
実際、筋トレ万能説は真実だと思う。
自分の身体に自信を持てれば自分自身も肯定できる。それは事実だ。
実際、運動が苦手なのは自分の一番嫌いなとこなので、私としても筋トレを始め“たい”。
……そう、いつも“たい”で終わってしまう。
運動が苦手(もっというと身体の動かし方を分かっていない)だから筋トレも続かない。
で、途中で止めちゃうからますます自分が嫌いになる……。
悪循環は続く。
……それでも、なんとかまだ生きてやっていけてる。
死なない程度にがんばります。
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自分は嫌いだけど猫は好き。