2-1.イスラエル入国……?
空港職員「おい、ちょっと待て」
入国審査に向かう途中で職務質問を受けました。
職員「パスポート見せろ」
(パラパラ……)(入国スタンプ全部に目を通す)
「どこから来た?経由は?」
「何日間いるんだ?」
「何の目的で来たんだ?」
「どこのホテルに泊まるんだ?予約書みせろ」
「イスラエルのどこに行くんだ?エルサレム?エルサレムのどこに行くんだ??」
「イスラエルに友達はいるか?」
「ふーん……よし、通れ」
正式な審査でもなんでもなく、ただ怪しいアジア人を捕まえただけだったようです。
もちろん、これと全く同じ質問と作業をイミグレーションでもう一度受けました。
それにしても本当によかった……北朝鮮が入国スタンプを押さない国で……。
紆余曲折を経て、無事イスラエルに到着!
2-2.イスラエルの大阪・テルアビブ
今日はここから地中海沿いに北へ移動しながらいろいろ見て廻ります。
エルサレムに比べると知名度も歴史も及ばないテルアビブですが、実はここも世界遺産の街なのです。
4travel.jp
20世紀の近代建築の先駆けとなった建物が、この新しい都市に建てられたそうです。
21世紀のコンクリートジャングルに暮らす私たちからすればただの団地、鉄筋コンクリートにしか見えない。でも、それはここで完成した建築が良くも悪くも「普通」の建物として世界中に広まったから。
まあ、これはあくまでイスラエル政府の主張なので、ここに住めなかった人たちもいるかもしれない、というのは頭に留めておくべきかもしれません。
果物が、野菜が、品物が、色が、匂いが、言葉が全部違う。
外国に来た、と改めて感じる。
うまく言えないけど、こういうときに私は「生きてる」と心から思います。
2-3.十字軍の街・アッコー
テルアビブを離れ、バスで北へ向かいます。
中世の十字軍がつくった街、アッコー(Acre)に着きました。
www.tripadvisor.jp
↑ちなみにここは水たばこ(シーシャ)の器具屋です。
アッコーは中世の面影を残した小さな街です。それでも、街中の路地を探検したり十字軍の秘密地下トンネルに潜っていたりしたらあっという間に半日が過ぎてしまいました。
そろそろ宿にチェックインしましょう。
2-4.港町・ハイファと巨大神殿(1)
この日に泊まったハイファ(Haifa)はイスラエル最大の港町。
小高い丘の斜面に家々が立ち並んでいる……さながら神戸や長崎、サンフランシスコのようなおしゃれな街並みです(サンフランシスコは行ったことないから知らんけど)。
丘の上には謎の巨大神殿がそびえ立っています。
これは一体……?
3-1.港町・ハイファと巨大神殿(2)
2番目の写真の階段は立入禁止でした。どちらにせよこの斜面を登っていかなければいけないんだけど……
実はこの巨大神殿、新興宗教の教祖のお墓(バーブ廟)と庭園(バハーイー庭園)でした。
ハイファに本部を置くバハーイー教は、新興宗教といっても100年以上前のイランでイスラーム(や、世界の諸宗教)から派生した(自称)600万人以上の信者を擁する巨大な宗教だそうです。
黄金色のドームが輝く神殿・バーブ廟に入ると――もちろん中は撮影禁止だった――バハーイー教について日本語で書かれたパンフレットをもらいました。
↑テルアビブ。
↑アッコー。
↑ハイファ。
ハイファを後にして、いよいよエルサレムに向かいます……!
つづく。
jk17.hateblo.jp
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