最近、「電話」が苦ではなくなってきた。
電話をする、という行為が昔から苦手だった。
理由はたくさんある。
滑舌が悪いから、受話器から流れるAMラジオのような声を聞き取れないから、とっさに応答できないから、すぐに用件を忘れるから……。
電話というか、LINEやSkypeの音声通話もそう。
友達とLINEで話すのは楽しいけど、一抹の申し訳なさがどうしても残ってしまう。
伝えた内容が残るメールのような文字媒体の方が便利では? といつも疑問に思っていた。
(当たり前の話ではあるが)電話は相手と同じ時間に話をする。
つまり、「相手の時間を奪う」ことに他ならない。
これほど相手に迷惑をかける行為はないのではないか?
私はそんな側に加担したくない。電話はしたくもされたくもない。
そう思っていた。
……そう思っていたんだけど、だんだんと無心に受話器を取りつづけているうちに、電話も悪くないな、と思うようになってきた。
むしろ、用件が相手に確実に伝わる(というふうに思いこめる)ので、返事が来るまで相手が用件を受け取ったかどうか分からないメールより安心感がある。
そういう思いから、連絡手段が選べる場合は私自身も積極的に電話するようになってきた。
ささいな変化ではあるけど、私も《社会性》というものを身に付けることができたのかもしれない。
あるいは《社会》に溶け込んでしまったのかもしれない……。
まあ高校生だから大人ほど電話する機会もないんだけどね。
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12月31日以来、ご無沙汰していました。なんとか生きています。
TwitterやMastodonで実況していたとおり、先週の三連休に沖縄に行ってきました。
あと来週からイスラエルとロシアに行ってきます。
↑ロシアのビザ。
近いうちにその記事も書きます。
死なない程度に生きていきましょう。
では。
女學生